【獣医師監修!】犬が下痢をするときの原因と対処法!
皆さんが飼っているワンちゃんが下痢をする原因には、生活習慣の変化や食事の消化不良によるものもあれば、子犬の下痢の場合は寄生虫の可能性も考えれらます。さらに下痢の症状の性状にも注意が必要です。こうした下痢や便の変化から疑われる病気や原因について、獣医師が丁寧に解説していきたいと思います。
目次
- 「正常な便通」と「便秘」について
- 犬が下痢をする原因
- 「下痢」は病気の前兆?
- 日常の「便」で毎日の健康チェック!!
- 最後に
「正常な便」と「便秘」について
-犬の便通の「正常な状態」について詳しく教えてください。
便の回数は犬によって個体差がありますが、毎日よく便が出ていれば、正常な便通と考えていいでしょう。
散歩でしか排便しない犬と、室内に設置されたトイレで自由に排便できる犬とでは回数に違いがあったり、便をして飼い主さんに褒められた経験がある犬は何度も小分けにして排便する犬もいます。
ー次に、犬の「便秘」はどのような状態のことでしょうか?
しっかりとご飯を食べているのに2~3日排便が見られなければ、そのワンちゃんは便秘の状態だといえます。その場合にはお腹をマッサージしてあげたり、水分を多く含んでいるウェットタイプのドッグフードを与えたりするのもいいでしょう。ワンちゃんが苦しそうにいきんでいる様子が見られたら、すぐに動物病院に受診して検診してみるのがいいでしょう。
-便秘になる原因について教えてください。
犬が便秘になってしまう原因には、何らかの疾患により、腸の動きが悪くなることもありますが、多くの場合は運動不足、食事バランスなどが原因と考えられるでしょう。別に、ストレスが関与している場合もありますし、室内にトイレを設置している場合、トイレの場所が落ち着かず便秘になることもあります。
犬が下痢をする原因
ー生まれつき下痢のしやすい犬種はありますか?
胃腸が弱いなどの個体差はありますが、犬種によっての違いはありません。
-犬は、何が原因で下痢をするのでしょうか?
胃腸炎などの病気の可能性を除くと、急激な温度変化や食事の変化や体質に合わない食事をしている、過度のストレスなどが主な下痢の原因です。
食べムラがあるからと頻繁にフードを変化させると、消化が追い付かなくなり、下痢をしやすくなります。また、冒頭でもお話しした通り、子犬の下痢は、寄生虫が原因のこともあります。
-寄生虫は子犬にしかありえないのですか?
子犬にしかありえないというわけではないですが、子犬がたくさんいる環境下で感染する可能性が高いことが多いですね。
家に迎えたばかりの子犬が下痢をしてしまうような場合は、近くの動物病院で便検査をしてもらうのが飼い主さんもワンちゃんも安心で来て良いと思います。
「下痢」は病気の前兆
-どのような時に、動物病院に連れていくべきでしょうか?
正常な排便回数だけど柔らかい、といった場合の時はあまり心配はいらなくて、極端に排便回数が増えたり、水みたいな下痢をしている場合は、脱水などを起こす危険性があるので早めに動物病院に行ったほうが良いでしょう。
また、下痢だけではなく、嘔吐が見られる場合や出血が目立っている場合も受診が必要です。
-便に出血が見られる場合は、どのような状態が時間が考えられますか?
便に鮮血がついている程度であれば、肛門に近い部位からの少量の出血であるためそれほど心配はいりません。
しかし、下痢の様子が赤い液体のような形状をしている場合は、出血性胃腸炎という症状の恐れがあるためすぐさま病院への受診が必要です。
-動物病院へ受診する際に下痢をした便を持っていくべきですか。
受診の直前に出た便が採取できるのであれば、持っていくと中にどのような細菌がいるのかなどを調べることができますね。
しかし、便を持参できない場合でも、獣医さんがワンちゃんの肛門の中から細い綿棒のようなものを入れて便の一部を採取して、検査することができますので、持っていかなくても特に問題はありません。
日常の「便」で毎日の健康チェック!!
-日々の便の状態から健康チェックをするときにどのようなポイントに気を付けるべきですか?
まず初めに便の硬さです。いつもより便が柔らかい場合は食べ過ぎで消化不良になっている場合や’消化酵素が足りていない、いつも食べているおやつやフードがあっていないなどの可能性が考えられます。
次に便の色です。便の色は濃い茶色~黒色のものはよく消化された便ですが、先ほどもお話ししたように出血があるとその部位によって、鮮血~どす黒い色になります。
最後に形です。急に平べったい便や細い便をするようになったら、便の通り道である腸のどこかが、ヘルニアや腫瘍などにより狭くなっている恐れがあります。
また、普段と比べてみて出しづらそうにしていたら、獣医さんに相談してみるのもおすすめします。
最後に
犬の下痢の背景には様々な問題が隠れています。まずはその問題を特定し次に適切な対処と治療を行っていくことが重要です。
下痢が続いてしまうと、ワンちゃんもつらいものです。下痢をしたときは、様子を見続けるのではなくて下痢が止まらないようであれば、早急に動物病院に向かいましょう。
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【獣医師が解説!】犬がドッグフードを食べない理由と食べないときの対処法
普段はお皿を空っぽにする愛犬がドッグフードを食べなくなった、そうゆう経験はありませんか?そんなとき「具合がよくないの?」と心配になってしまいますよね。お腹は空いているはずなのにドッグフードを食べない理由はいくつか考えられますが、時にはその食欲不振が病気の前兆ということが考えられるので、”食べない理由”についてよく知ることはとても大切なのです。そこで本記事では、犬がドッグフードを食べなくる理由とその対処法について紹介していきます。
目次
- 食欲がない時は、まずはワンちゃんの体調チェックを!!
- 偏食気味のワンちゃんには食事に工夫を!
- 犬がドッグフードを食べたくなる3つの方法!!
- 人間と同じ食事の味を覚えさせない!
- 最後に
食欲がない時は、まずはワンちゃんの体調チェックを!
まず初めに、愛犬の食欲がない際に、最も心配なのが、体調不良です。まずは食欲不振の気になる原因について知る必要があります。
犬は消化器官に異常があると、食欲不振になることがあります。下痢や便秘、嘔吐などというわかりやすい症状がなくても、胃腸炎やウイルス、細菌による感染症の可能性もあります。
犬がかかる感染症の中には、食欲不振のほか、鼻水、くしゃみ、目の充血を引き起こすものもあり、免疫力の弱い子犬や老犬は症状が悪化しやすくなる傾向があるため注意が必要です。
感染症やそのほかの疾患が原因でご飯が食べられなくなっている場合、食欲不振のほかに、何らかの症状がみられることが多々あります。「口臭は強くなっていないか」「下痢や便秘ははしていないか」「鼻水は出ていないか」など、普段から犬の全体の状態を確認する習慣を身につけましょう。こういった症状はないのに、食欲がない場合も、簡単に自己判断せずに、まずはかかりつけ医の動物病院に相談しましょう。
偏食気味なワンちゃんには食事に工夫を!
人間と同様に犬にも好きなにおいや味、食感に好みがあります。おやつや特定の食べ物は食べるけど、栄養バランスの考えたドッグフードは食べないとなると、飼い主さんもさすがに困ってしまいますよね。そこで今回犬がドッグフードを食べたくなる3つのポイントを試してみましょう。
犬がドッグフードを食べたくなる3つの方法!!
まず1つ目の方法は食べなかったらご飯を下げ、次のご飯の時間まで何も与えないことです。「今これを食べないと何も食べられないんだ」ということを犬自身に理解させるためなので、おやつも一切与えてはいけません。少しばかりかわいそうな気もしますがバランスの取れた食生活を取り戻すためにも、根気強く愛犬と向き合っていきましょう。
しかしいつもの食事をそのまま出しても、すぐに食べてくれるワンちゃんは少ないでしょう。そこで2つ目の方法を試してみましょう。
2つ目の方法はドッグフードにトッピングをしたり、ぬるま湯に少しつけてふやかすことでにおいを強めたりするなどして、普通の食事に工夫を凝らしてみましょう。普通と少し違う工夫をすることで愛犬の食欲を促すことができるのです。
しかし、何をトッピングしたらいいかわからない場合は、市販で犬用のトッピングの商品が売っているのでまずは市販からスタートしていくと良いでしょう。
自分のパートナーがおいしく食べられてかつ栄養バランスも保てるのが一番ですから、いろいろと試してみてはいかがでしょうか。もちろんすべて市販に頼るのではなくて自分で煮干しや鰹節のダシをとったものをあげてみるのもいいと思います。鰹節の香りは猫だけでなく犬にも超人気の香りなんですよ。
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最後に3つ目の方法は、これは一番大切ですが、食べたら必ず褒めるということです。あなた自身も子供のころ両親に褒められることはすごくうれしかったですよね?それと同じく犬にとって飼い主さんに褒められることはとてもうれしいものです。ただ飼い主さんが「食べたら褒めなくちゃ!!」と気負いすぎるとワンちゃんにとってすごくプレッシャーになります。なので、ワンちゃんに緊張させないように飼い主さん自身も肩の力を抜いて取り組むといいでしょう。
人間と同じ食事の味を覚えさせない!
愛犬が喜ぶからといって、人間と同じ食事を与えてしまうことはありませんか?犬は、人間の食事を食べるとそれが原因でドッグフードを食べなくなってしまうことがあります。犬も人間と同じように、「おいしい」と思ったものしっかりと覚えています。そして次から人間の食事を欲しがる行動をとって,そこであげてしまうと、犬は人間の食事の味を完全に覚えてしまい、ドッグフードを食べなくなることがあります。犬の栄養バランスやしつけの面でも心配が生まれてしまいます。
もしそうなってしまった場合には、食事のトレーニングが必要になってきます。しかしいくらトレーニングを続けても、自分以外のほかの家族が人間の食べ物を与えてしまうと自分がトレーニングしている意味がなくなってしまいます。そこで家族全員としっかりと話し合い、ルールを決めておくことがとても重要です。
また犬と人間では消化されるまでの過程や体質が異なるため、食べても消化できない食品があることもきちんと頭の中に入れておきましょう。「今まで大丈夫だったから」と思い、ついついワンちゃんに挙げてしまいがちですが、その食習慣が積み重なっていくとワンちゃんに体調不良を引き起こすリスクもあるため、人間の食事をあげるのはほどほどにしておきましょう。
最後に
愛犬の健康にも影響してしまう食事の悩み。ドッグフードを食べない理由が偏食や犬の好みに合っていない、人間の食事を欲しがるという理由であれば、簡単に自宅のトレーニングや食事の工夫で対応できますが、飼っているワンちゃんが病気の可能性があるときは、簡単に自分で判断せずに食欲不振が続くときには即動物病院にご相談しましょう。
【獣医師監修!】嫌がる犬の歯磨きをするコツと便利な歯磨きグッズ紹介!!
犬の歯磨きをするにあたって、口の周りや口の中を何も抵抗なく触らせてくれる犬のいれば、そうでない犬もいます。犬の性格は様々なので、犬の性格や好みに合わせて歯磨きをしていく必要があるのです。
そこで、今回は「飼っているワンちゃんの歯を磨きたいのに、嫌がって磨かせてくれない」という悩みを抱えている方のために、犬の歯磨きを上手にするコツ、便利グッズを紹介していこうと思います。
犬の歯磨きの重要性なども合わせて紹介していくので、ずっと健康なワンちゃんの歯を守るために、より良い歯磨きの方法を考えてみましょう。
目次
- 犬の歯磨きはなぜ必要なのか
- 犬の歯磨きするときの手順
- 犬の歯磨きのコツ
- 犬の歯磨きに便利な歯磨きグッズ
- まとめ
犬の歯磨きはなぜ必要なのか
犬も人間と一緒で、歯磨きをしないと歯と歯の歯肉の間に歯垢がたまってしまいます。歯垢は口の中の細菌のえさになってしまうため、放っておくと細菌が繁殖して歯肉炎になってしまいます。それに加え、子の歯肉炎はより一層放っておくと、歯周病にまで発展してしまうのです。
犬の歯周病のこわさ
歯周病の症状は、口臭や口腔内の出血、食欲の低下などがあります。歯肉が炎症を起こしてしまうことにより、歯を支えられずに、最終的な症状としては、歯が抜けてしまうこともあるのです。
犬は上顎と鼻の距離が近いため、歯周病によって、鼻腔に穴が空いてしまい、そうなると口の中だけでは症状は治まらずに鼻水やくしゃみ、膿などの症状を引き起こしその後目や内臓にも悪影響をもたらしてしまうことがあります。
犬の歯磨きの適切な頻度
犬の歯にたまった歯垢は3~5日で歯石になってしまいます。そのため最低でも3日に一回は歯磨きができるようにしましょう。
特にウェットタイプのえさを食べている犬には、歯や歯肉の間に汚れが残りやすいです。そのためウェットタイプのえさを食べている犬の場合は、1日1回歯磨きをしていくことを意識しましょう。
犬の歯磨きをするときの手順
犬は口を触らせてくれない場合は、まず初めに口を触ることになれさせて、そのあとにガーゼで歯磨きをしたり、歯ブラシで歯磨きをするというようにステップアップさせていってください。そのうえで、それぞれの段階でもコツや注意すべきポイントを確認していきましょう。
初めに犬の口を直接指で触る
犬の「マズル」という部分な人間でいうところの唇にあたり、とても敏感な部分であるため、多くの犬はマズルだけでなくその周辺を触らせることが嫌な犬が多いです。そのため口だけを触るのではなくまずは顔や口の周辺から触っていくようにしましょう。
徐々に口を触らせてくれるようになってきたら、マズルをめくって触りやすい前歯から触っていくと良いでしょう。触る時間はさいっ用は短くてもかまいません。徐々に長い時間触らせてもらえるように練習していきましょう。前歯を触られ野に慣れてきたら、次に犬歯、最後に奥歯とだんだんと奥に進んでいきます。
ガーゼを使い、歯磨きをする
次に直接歯を触らせてもらえるようになったら、次はガーゼを使って歯磨きをしていきましょう。ガーゼを使った歯磨きは、直接飼い主がワンちゃんの口の中に入れるため、口を触らせてくれるワンちゃんであれば受け入れてくれる子が多いです。
ガーゼを使った歯磨きでも、直接触るときと同じように、前歯から少しずつ触って最後に奥歯を掃除しましょう。触る時間も最初は短くて結構です。慣れてくると徐々に長時間触らせてくれるようになります。
また、ガーゼを使った歯磨きは、きちんと歯を擦るために、ガーゼをきつく指に巻き付けましょう。ガーゼの巻き方が甘いときちんと歯を擦れませんし、犬がひっぱって遊んでしまうこともあります。
歯ブラシを使って歯磨きをする
ガーゼを使ったん歯磨きに慣れたら、次は最終段階の歯ブラシを使って歯磨きをしていきます。歯磨きをする前にまずは、歯ブラシ自体に慣れさせます。歯ブラシを見せたり、においをかがせたりして慣らしていくと良いでしょう。
歯ブラシを使用する際は、犬用の歯磨きペーストを使い、ブラシは水で濡らし、滑りを良くします。また犬用の歯磨きペーストは犬の好きなにおいのものを選ぶことが重要です。
歯ブラシに慣れてきたら、指やガーゼで触った時と同じように、前歯から徐々に奥歯まで磨いていき、歯の表面を磨かせてくれたら同じように葉の裏側も磨いていきます。特に、上下の顎の奥に生えている大きな臼歯は歯垢が溜まりやすいので、きちんと丁寧に磨くようにしましょう。
犬の歯磨きのコツ
犬が歯磨きを嫌がっている場合には、まず初めに「歯磨きは楽しいものだ」ということを伝えることが重要です。そのうえで犬の歯磨きのコツについて紹介していきます。
歯磨きの練習は早めに
イヌは1歳以上になると歯磨きに慣れさせるのが難しくなってしまいます。そのためにできるだけ小さい年齢のうちから歯磨きの練習をするようにしましょう。
犬が好きなものと一緒に歯を磨く
歯磨きの練習中はご褒美のおやつを活用して、「口を触らせたらおやつがもらえる」ということを犬に覚えさせることが歯磨きをするうえで非常に大事になってきます。
長時間の歯磨きはNG
犬が口を触らせてくれたことをチャンスだと思い、無理やり歯磨きをするのは絶対にやめてください。そもそもは実が嫌いなのに、無理やり長時間歯磨きをしてしまってはワンちゃんにとってもっと歯磨きが嫌いになってしまいます。焦らず短い時間であっても犬が受け入れられる時間の中で行い、頻度を多くしてだんだん受け入れられる時間を延ばしていくと良いでしょう。
犬の歯磨きに便利な歯磨きグッズ
「どうしても口を触らせてもらえなくて、歯磨きができない」という人に向けて、犬の歯磨きを手伝ってくれる便利な歯磨きグッズを使ってみるのもひとつの手です。そこで、犬の歯磨きに使える便利なアイテムを紹介していきます。
歯磨きができる犬のおもちゃ
歯磨きができる犬のおもちゃには、様々形状や大きさ、素材のものがあります。犬が自分で噛んで遊ぶタイプのものもあれば、飼い主ともキャッチボールができるもの、音が鳴るものなどたくさんの商品があります。
歯磨き用のおもちゃの代表的な素材としては、天然素材や木をはじめ、ナイロンやラバーなどのものがあるので犬の興味に応じて遊び道具を変えていくと良いでしょう。
あまり硬すぎると、犬の歯が欠けてしまうことがあり、反対に犬が歯磨き用のおもちゃをかみ砕いて、その破片の飲み込んでしまうことがあるので、自分が勝っている犬種の噛む力、体格に合わせておもちゃを選択し、購入するといいでしょう。
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犬用の歯磨きガム
犬用の歯磨きガムは、「ガム」いっても人間が食べるものと同じように口の中に入れて咀嚼するようなものではありません。
犬用の歯磨きガムを選ぶ際には、犬の口の幅よりも少し長めの商品を選択すると良いでしょう。あまり小さいと、噛まずに飲み込んでしまったり、大きすぎるとうまく噛めずに口の中を傷つけてしまうことがあります。どうしても犬がガムを一瞬で食べてしまう場合は、飼い主さんがガムを手に持ちながら、できるだけ犬が長く奥歯で噛めるようにしてあげましょう。
また犬に、人間用のガムを与えることだけは絶対にあってはいけません。特にキシリトールは、犬が中毒を引き起こしてしまう原因の一つです。そのため犬にガムを与える際は、必ず犬用のガムだけを与えるようにしましょう。
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スポンジブラシ
歯ブラシは硬いため、口の中に入れたがらない犬もいます。しかし、その犬にはスポンジブラシを使うと、通常の歯ブラシと比較したら格段に柔らかいため犬も受け入れやすいグッズの一つです。
「ガーゼでは歯磨きをさせてくれるのに歯ブラシだと犬が嫌がってしまう」という場合に、犬用のスポンジブラシを使用し手見ると良いでしょう。
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まとめ
自分でいろいろ試してみても、どうしても犬が嫌がってしまう場合もやっぱりあるでしょう。そんな時にはかかりつけ医の動物病院に犬の歯磨きについて相談してみましょう。動物病院によっては「はみがき外来」があるところもあり、市販で売られていない商品が置いていることもあります。
犬の歯磨きは、歯磨きをする手だけでなく、犬の顔の支え方などもとても重要なポイントのひとつです。獣医さんと自分の磨き方の違いを比較して、アドバイスをいただきながら上手に歯磨きができるように練習していきましょう。
また、動物病院だけでなく、トリミングサロンでも犬の歯磨きをしてもらうことができるので、本当に自分ですることが厳しい場合は動物病院やトリミングサロンにお願いしてみましょう。
【獣医師監修!!】犬の爪切りのコツと嫌がる犬への対処法!!
皆さんは飼っているワンちゃんの爪のお手入れを上手にできていますか?
猫のように爪とぎをしない犬には、どのようにお手入れをすればいいのか今回は獣医師監修のもと犬の爪切りをする際のポイントについていろいろ解説していきます。
目次
- 犬の爪切りはなぜ必要なのか
- 【獣医師直伝!】爪の切り方のコツ紹介!!
- 自分でするのが難しい人は動物病院やサロンへ行こう!
- まとめ
犬の爪切りはなぜ必要なのか
質問「犬の爪と猫の爪は同じようにお手入れしても大丈夫でしょうか?」
まず初めに、犬と猫は爪の構造が違います。猫は爪を研ぐことで古いサヤをとるように、爪がスポッと取れます。だから猫自身が爪とぎをしていれば伸びすぎることはないのでそこまできちんとお手入れをする必要はありません。
その一方で犬の爪は、人間の爪のようにどんどん伸びて行ってしまうので、定期的に爪を切る必要があるのです。散歩の際に爪がよく削れるため、多く歩く犬とそこまで多く歩かない犬によって、爪を切る頻度が変わってくることがあります。
しかし、よく歩く犬もすべての爪が均等に削れるわけではないので「うちの犬はよく歩くからつめの手入れは大丈夫」と思わずに、定期的に爪のチェックをしてあげてください。
質問「犬の爪を切らないと、体にどのような影響をもたらしますか?」
犬の爪が伸びたことが原因で、肉球を地面にしっかり接地しづらくなり、それが原因でスムーズに歩けなくなったり、滑って転んだりしてけがをする危険性が増えてしまいます。また伸びた爪が地面に引っ掛かり爪の根元から折れてしまうこともあります。さらには、犬の爪は弧を描くように伸びていくため、徐々に巻いていきそのまま肉球に刺さりけがをするケースもあります。
【獣医師直伝!】犬の爪の切り方とコツ紹介!!
質問「犬にとって適切な詰めの長さはどれくらいですか?」
四肢で立った時に、爪が床につかない程度の長さが理想的です。フローリングを歩く際に、カシャカシャなるようであれば、まだ少し長いかもしれません。
質問「どのくらいの頻度でお手入れするのがよいでしょうか?」
基本的には月に一回ほどでいいと思いますが、上記でもお話ししたように、よく歩く犬とそうでない犬によって伸び方は変わってきます。
質問「切り方のコツはありますか?」
猫の場合は先端の細い部分を切り落とせばよいので一回切れば良いだけですが、犬の爪の場合は根元から先端まで同じ太さの円柱形なので、一回で思い切ってバチっと切るよりも、角をとるように、角度を変えながら少しずつ切ることをおすすめします。
野菜の「面取り」をするようなイメージで行ってもらうと、爪先が丸く仕上がり、爪が当たった時もいたくないのでおすすめです。
質問「犬を怖がらせない方法はありますか?」
犬を四肢で立たせながら爪切りをしたい場合は、軽く後ろに曲げるようにして持って行うと、爪を切っている様子が犬に見えないため、あまり気にせずにいてくれることが多いです。ただし足を持ちすぎたり、敏感な足先を強く握りすぎたりすると犬が嫌がってしまうことがあるのでやめましょう。
2人で行う際には1人にご褒美のおやつを与えてもらったり、軽く体を持ち上げてもらうと、とてもやりやすいです。
痛い思いや嫌な思いを一度でもしてしまうと、爪切りを嫌いになってしまい、今後爪切りをするたびに飼い主さんが大変な思いをすることになるので、ワンちゃんに無理をさせずにきちんと丁寧に行いましょう。
自分でするのが難しい人は動物病院やサロンに行こう!!
自宅でするのが少し難しい人は、トリミングサロンや、動物病院でも犬の爪切りができるので「爪切り程度で病院に行くなんて」と思わずにぜひ一度足を運んでみてください。動物病院での犬の爪切りは何も珍しいことじゃありません。
ワンちゃん自身は爪が伸びすぎて歩きづらかったり、走っていて転んでしまったりしても、飼い主さんい直接それを訴えることはできません。爪が伸びすぎる前にいち早く飼い主さんが気づいてあげましょう!!
犬の爪切りは犬も飼い主さんもなれてくるとスムーズにできるようになりますが、難しい場合は気軽にトリミングサロンや動物病院にご相談してみてください。
まとめ
爪切りだからといって急に切ろうとするのではなく、普段のスキンシップによる愛犬との信頼関係を築き上げながら、足を触られる、爪を切られることに少しずつ慣れさせることが大切です。子犬のころから足を触らせることに慣れさせておくことも大切です。爪切りが苦手な場合は、手軽に使える爪やすりパッドや電動爪やすりなど、便利なアイテムの使用も試みてみてはいかがでしょうか。
大切なことは、絶対に無理をしないこと。そして、愛犬に嫌な思いをさせないこと。爪切りが原因で飼い主さんとの信頼関係がなくなってしまうことだけは絶対に避けましょう。そして困ったときには、必ずかかりつけ医の動物病院などに早めに相談してください。
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【2022最新!!】犬アレルギーになってしまった時の対処法!原因はフケや毛!?
今回は犬を飼っている方でも意外と持っている方の多い犬アレルギーについてはなあしていこうと思います。
目次
- 犬アレルギーとは
- なぜ発症するのか
- 犬アレルギーは治せる?
- アレルギー症状の緩和方法
- まとめ
犬アレルギーとは
犬のフケや毛、唾液等の分泌物に触れるもしくは、同じ空間にいるとおこってしまう免疫反応のエラー状態のことを指します。毛は大丈夫だけどよだれはダメだとか、人それぞれ反応を引き起こすものは違います。
犬アレルギーの症状は目のかゆみや咳、蕁麻疹などがあります。これも人それぞれですが、ひどい場合は呼吸困難などを引き起こす場合があります。
また今までアレルギー反応が出ていなかったのにワンちゃんを新しくおうちに迎えたら、犬アレルギーになったという方もいます。トリマーや動物看護士の方など、たくさんの時間ワンちゃんと接している職業の方は犬アレルギーを発症することが度々あるそうです。
なぜ発症するのか
上記でお話しした通り、犬アレルギーは免疫反応のエラー状態のことです。免疫は本来、有害な細菌やウイルスなどの病原体から身体を守るためのものですが、無害なはずのものに対し、ときに免疫機能が過剰に反応してしまうケースがあります。これが犬アレルギーにつながるのです。またワンちゃんを新しく迎えたら犬アレルギーが発症したという方は、今まで以上にイヌとかかわったことで、自分の中の許容範囲を超えてしまい、免疫反応のエラーが起こってしまったということが考えられます。
犬アレルギーは治せる?
現在の医療では症状の軽減が目的の治療方法になるそうで、完治は厳しいようです。。
せっかく頑張ってトリマーになったのに。。新しく迎え入れたのにアレルギーになったからといってワンちゃんとバイバイするわけにはいかないですよね。接触・同じ空間がだめだから、生活スペースを分けて暮らしていくのもせっかく一緒に暮らしているのにそんなの嫌ですよね。。。
アレルギー症状の緩和方法
そこで一緒に暮らしながらできるアレルギー症状を引き起こす頻度を緩和する方法を紹介していきます。
空気中のフケや毛を除去!!
同じ空間にいるだけでなるのは、空気中にアレルギー反応を引き起こすフケや毛があるためです。これは、フケや毛を吸い取ってくれる機能を持つ空気洗浄機を部屋の中に置くことで除去できるといわれています。置くスペースがない人には、天井に埋め込むタイプの空気洗浄機があります!こちらは業者さんにお願いして工事が必要ですが、飼っている犬や猫が配線をかじることがないのでとてもおすすめです。
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シャンプーやブラッシングで清潔に!!
シャンプーをすることでフケや汚れを落とすことができて、シャンプーをした後は毛があんまり落ちなかったりと、ワンちゃんの体を清潔にすることは犬にとっても、人間にとっても、いいことにつながります。またブラッシングは、抜け毛防止にもなり、ダニやノミの防止にもつながります。ブラッシングには犬の血行を良くする効果もあるので、ワンちゃんも喜びます!!しかしアレルギーを持っている人はブラッシングの際には毛が舞うので注意しながらしてください。ブラッシングを終わった後はお掃除を忘れずに!!
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遊んだ後、なでた後はきちんと手洗い!!
犬の唾液がついt手で目をこすったりすると、あっという間にかゆみが起こってしまう人もいますよね。人間の体内にアレルゲンが入ってしまうことでも免疫反応は起こります。遊んだ後やなでた後は、きちんと手洗いをすることを習慣にしましょう。それを習慣にするだけでおアレルギーの起こす頻度は劇的に少なくなるでしょう!!
まとめ
上記に書いたようなことを気を付けて生活をしていたら大丈夫な人は、未然にアレルギー症状を緩和できるので飼っているワンちゃんと楽しく生活できるように気を付けながら最高のワンダフルライフを楽しんでください!!!!
【獣医師監修】犬はミカンを食べても大丈夫!!与え方の注意点を解説
基本的に犬はミカンを食べても大丈夫な生き物です。ただし、ミカンの皮や薄皮、種やすじは要注意が必要です。この記事では、犬の体格ごとに与えても大丈夫なミカンの量をはじめ、ミカンの与え方について獣医師が詳しく解説していきます。
目次
- 犬がミカンを食べても大丈夫
- 犬に与えてもいいミカンの量
- こんな時は犬にミカンの食べさせてはいけない
- 犬にミカンを与えるときの注意点
- 結論「犬にミカンを与えるときはこれをしろ!!」
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犬がミカンを食べても大丈夫
質問「ミカンを愛犬に与えても大丈夫でしょうか。成分的に問題はないですか?」
ミカンを犬に与えても中毒などを引き起こす心配はなく、特に大きな心配点はありません。人間にとって、ミカンといえばビタミンCがたくさん含まれているため美容にすごくいい食べ物として知られています。しかし、それだけではなく実はほかにも様々な栄養素が含まれており、健康にもいい食べ物とされています。そんなミカンの栄養素の中には犬の健康にもいい効果をもたらしてくれるものもあるのです。
食物繊維の一つで、お腹の調子を整える働きをします。
ビタミンC
廊下の防止や免疫力アップ、コラーゲンの生成などがかかわっています。
ヘスペリジン
抗酸化作用があり、骨関節機能の低下をサポートしてくれます。
犬に与えてもいいミカンの量
質問「犬に与えてもいいミカンの量を教えてください。」
犬にミカンを与える際には、水分量やカロリー、食物繊維の量などから総合的に許容量を考える必要があります。下記に、体格別の一日の許容量を紹介します。
超小型犬(4kg未満)
1日 0.5個
小型犬(10kg以下)
1日 1~1.5個
中型犬(25kg未満)
1日 2~2.5個
大型犬(25kg以上)
1日 3.5個~
上記のミカンの量はおおよその目安であり、実際の体格によって異なります。
ここでいうミカンのはⅯサイズ(約75g、34kcal)のことを指しています。
こんな時は犬にミカンを食べさせてはいけない
質問「どんな時には、犬にミカンを食べさせてはいけないのでしょうか。」
必ず食べさせてはいけないケースはあまりありませんが、いくつか注意しなければならないケースがあります。
消化機能が弱い子犬や老犬
ミカンは水分が多く、犬にとってあまり消化のいい食べ物とは言えません。そのため消化機能の弱い子犬や老犬では、与えすぎに注意したほうがよいでしょう。
またミカン与えたときに、下痢をしてしまったり、ミカンが消化できていない状態で、排便されてしまうときは、与える量を減らしたり、与えるのを控えたりするようにしましょう。
犬にミカンを与えるときの注意点
ミカンの処理の仕方
質問「愛犬にミカンを食べさせるときに注意することはありますか?」
ミカンの実は柔らかいため、犬に丸ごと与えてしまうとよく噛まずにそのまま丸飲みしてしまうケースがあります。特に体格の小さい子犬では窒息してしまうリスクがあるため犬にミカンを与えるときには、細かく刻んだり、絞ったりしてあげるなど、工夫をしてあげてください。
ミカンのここだけは食べさせたらダメ!!
質問「犬にとって食べされない、ミカンの部分はありますか?」
ミカンの皮や薄皮、白いすじ、種は犬の消化にわるいため、必ず取り除いてから犬に食べさせるようにしましょう。また熟成されていない青いミカンには「アルカロイド」という植物毒が含まれているため、犬が食べてしまうと中毒を起こしてしまう危険性があります。そのためミカンを犬に食べさせる場合には、必ず熟したミカンを選択するようにしましょう。
ミカンの加工食品
質問「ミカンの加工食品、缶詰やジュースなどを犬に与えても問題ありませんか?」
人間用のミカンジャムやミカンゼリーといったミカンの加工食品、ミカン缶やミカンジュースなどは砂糖を多く使用しているのどがほとんどなので肥満や偏食を招くかもしれません。そのためこれらのミカンの加工食品は犬には与えないようにしましょう。
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結論「犬にミカンを与えるときはこれをしろ!!」
ミカンには犬の健康にいい効果をもたらす様々な成分が含まれてます。しかし、それとは反対に豊富な水分と食物繊維は犬に消化不良を引き起こす可能性がありますので皮や薄皮、白いすじは取り除き、与えすぎには注意しましょう。また体の小さなワンちゃんに与える場合、丸飲みをしてのどに詰まらせないように、刻んだり、絞るなどして与えることが大事です。
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犬に与えてはいけない9の食べ物
雑食の犬は、ドッグフードやイヌ用のおやつのほかにもいろいろな食材を食べることができます。
「かわいいペットにもたくさんのおいしいものを食べさせてあげたい」
「一緒に食べておいしさを共感したい」なその思いから身近な食材を食べさせたいと思う方もたくさんいます。
ですが、その一方イヌは人間とは同じ生き物ではないので、食べてはいけないものがあります。また、あげてはいけないとわかっていても飼い主さんの不注意によってイヌが食べてはいけないものを口にしてしまうことがあります。
(例)料理中に玉ねぎを落としてしまい、犬が食べてしまった。
目を離したすきに机の上にあるチョコレートを食べてしまった。
本記事では、犬に与えてはいけない9の食べ物を紹介し、犬がなぜ食べてしまうのか、万が一食べてしまった場合はどのような症状が出るのかについて解説していこうと思います。
目次
絶対にあげてはいけない5の食べ物と理由
- チョコレート
- ブドウ・レーズン
- ネギ・玉ねぎ
- 鳥の骨
- キシリトールは入りのガム
注意が必要な4の食べ物と理由
- ほうれん草
- 煮干し・海苔
- 白身の生卵
- 生肉
絶対にあげてはいけない5の食べ物と理由
まず初めに,絶対に挙げてはいけない5の食べ物の紹介をします。ここに挙げる食材は最悪の場合、一度でも口にしてしまうと命の危険性があるので、絶対にワンちゃんにあげないようにしましょう。
1 チョコレート
犬がチョコレートを口にしてしまうと、嘔吐・下痢・発熱・痙攣などの症状を伴う「チョコレート中毒」を引き起こしてしまいます。万が一口にしてしまった場合に、症状が表れる目安は6~12時間の間です。食べてしまってから1時間以内であっても、吐き戻しの応急処置が必要になります。ペットのワンちゃんがもしチョコレートを口にしてしまった場合には早急にかかりつけ医の動物病院に受診してください。
犬は甘い食べ物が大好きなので、人間のおやつとしてチョコレートを置いたままにしておくと間違って食べてしまうことがあります。目を離したすきの犬の盗み食いには十分に気を付けてください。
2 ブドウ・レーズン
犬がブドウやレーズンを口にすると、中毒症状により急性腎不全を引き起こしてしまう可能性があります。犬にブドウを与えてはいけないとわかったのは2001年なので比較的最近のことですが、当時のアメリカの発表によるとブドウやレーズンを摂取したイヌ43匹のうち、およそ半数が急性腎不全で死亡しているのです。今のところブドウがなぜ急性腎不全を起こすかは原因不明なのですが特に皮が危険であるということが言われています。
3 ネギ・玉ねぎ
ネギ・玉ねぎは犬にとってとても危険な食べ物です。これらの食材に含まれる有機チオ硫酸化合物という成分が犬の赤血球を破壊してしまい、貧血を起こします。そして下痢・発熱・嘔吐・血尿などの症状を伴う「たまねぎ中毒」を引き起こしてしまいます。*ほかに、ニラ・ニンニク・らっきょうなどにも有機チオ硫酸化合物が含まれています。犬が玉ねぎなどの食材を自ら欲しがるケースはあまりないのですが、人のご飯を犬にあげるときに注意が必要です。
4 鳥の骨
犬が骨を食べてしまうと、のどや消化器官などに刺さってしまうリスクが高いため、犬に骨を渡すのは絶対にやめましょう。特に鳥の骨はパイプ状になっており、犬が口にすると噛んだ箇所がとがってのどに刺さりやすくなってしまいます。犬の嗅覚は人間の数千倍~1億倍といわれておりとても優れているため骨を積極的にあげなくても、人のご飯の残りなどを口にしてしまうことがあります。鳥の骨と同様サバの骨なども要注意が必要です。
5 キシリトール入りのガム
犬はキシリトールを口にすると、たとえ少量であっても吐き気や嘔吐に侵されてしまいます。血糖値が急激に低下し、肝不全を引き起こすことがあります。ごく少量でも死亡例があるので危険性としてはうえで紹介したものの中で一番高いことがわかります。犬は歯周病のリスクが高いことや、こまめに歯磨きをしないと口臭がきついことからケアする飼い主さんが多いですが、ケアをする際には必ず犬用の歯磨き粉でケアするようにしましょう。
注意が必要な4の食べ物と理由
続いて上の食べ物ほど危険性は高くないが、多量の摂取を控えるべき食材について解説します。ここで紹介する食材は全く食べてはいけないわけではなく、むしろ少量であれば、犬に必要な栄養素が摂取できるものもあります。ですが接種しすぎると健康面によくない食材なので、基本的には控えるようにしましょう。
1 ほうれん草
犬がほうれん草を多量の摂取をすると尿結石の原因になることがあります。ほうれん草を与えるときに注意したいのがシュウ酸です。尿路疾患のひとつである「シュウ酸カルシウム結石」を悪化させる原因にもなるので必ずゆでてから食べさせましょう。
2 煮干し・海苔
煮干しやノリには犬の尿路疾患になる原因のマグネシウムがたくさん含まれています。また、塩分がとても多いことも犬の健康面を考えるとよくない点です。
ただし、煮干しは犬が積極的に摂取したいカルシウムがとてもたくさん含んでいることや、犬が好き好んで食べることからおやつとしてもご飯としても魅力的な食材であるともいえます。
3 白身の生卵
犬に生の卵白を与え続けるとビタミンBの一種であるビオチンというものが不足してしまい、皮膚炎や成長不良を引き起こすことがよくあります。加熱した卵や、卵黄であれな何も問題ありません。
4 生肉
犬は雑食なので生肉を食べようとすることもあります。しかし生肉の中には雑菌などが繁殖している可能性があり、吐き気や下痢の原因になってしまうことがあります。生肉をあげないことはもちろんですが、買い出しから帰ってきて買った食材をそのままテーブルの上に放置したりしないように心がけましょう。
まとめ
特に食べてはいけない食材は、犬の命にかかわってくるものがあり、万が一の時には「注意不足だった」では済まされない問題になってしまうこともあります。自身の食べ残しや準備中の料理を含め、誤食に細心の注意を払って日々生活していきましょう。