ワンハウス

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犬に与えてはいけない9の食べ物

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雑食の犬は、ドッグフードやイヌ用のおやつのほかにもいろいろな食材を食べることができます。

「かわいいペットにもたくさんのおいしいものを食べさせてあげたい」

「一緒に食べておいしさを共感したい」なその思いから身近な食材を食べさせたいと思う方もたくさんいます。

ですが、その一方イヌは人間とは同じ生き物ではないので、食べてはいけないものがあります。また、あげてはいけないとわかっていても飼い主さんの不注意によってイヌが食べてはいけないものを口にしてしまうことがあります。

 

(例)料理中に玉ねぎを落としてしまい、犬が食べてしまった。

   目を離したすきに机の上にあるチョコレートを食べてしまった。

 

本記事では、犬に与えてはいけない9の食べ物を紹介し、犬がなぜ食べてしまうのか、万が一食べてしまった場合はどのような症状が出るのかについて解説していこうと思います。

 

目次

絶対にあげてはいけない5の食べ物と理由

  1. チョコレート
  2. ブドウ・レーズン
  3. ネギ・玉ねぎ
  4. 鳥の骨
  5. キシリトールは入りのガム

注意が必要な4の食べ物と理由

  1. ほうれん草
  2. 煮干し・海苔
  3. 白身の生卵
  4. 生肉

 

 

 

絶対にあげてはいけない5の食べ物と理由

まず初めに,絶対に挙げてはいけない5の食べ物の紹介をします。ここに挙げる食材は最悪の場合、一度でも口にしてしまうと命の危険性があるので、絶対にワンちゃんにあげないようにしましょう。

 
1 チョコレート

犬がチョコレートを口にしてしまうと、嘔吐・下痢・発熱・痙攣などの症状を伴う「チョコレート中毒」を引き起こしてしまいます。万が一口にしてしまった場合に、症状が表れる目安は6~12時間の間です。食べてしまってから1時間以内であっても、吐き戻しの応急処置が必要になります。ペットのワンちゃんがもしチョコレートを口にしてしまった場合には早急にかかりつけ医の動物病院に受診してください。

犬は甘い食べ物が大好きなので、人間のおやつとしてチョコレートを置いたままにしておくと間違って食べてしまうことがあります。目を離したすきの犬の盗み食いには十分に気を付けてください。

 

2 ブドウ・レーズン

犬がブドウやレーズンを口にすると、中毒症状により急性腎不全を引き起こしてしまう可能性があります。犬にブドウを与えてはいけないとわかったのは2001年なので比較的最近のことですが、当時のアメリカの発表によるとブドウやレーズンを摂取したイヌ43匹のうち、およそ半数が急性腎不全で死亡しているのです。今のところブドウがなぜ急性腎不全を起こすかは原因不明なのですが特に皮が危険であるということが言われています。

 

3 ネギ・玉ねぎ

ネギ・玉ねぎは犬にとってとても危険な食べ物です。これらの食材に含まれる有機チオ硫酸化合物という成分が犬の赤血球を破壊してしまい、貧血を起こします。そして下痢・発熱・嘔吐・血尿などの症状を伴う「たまねぎ中毒」を引き起こしてしまいます。*ほかに、ニラ・ニンニク・らっきょうなどにも有機チオ硫酸化合物が含まれています。犬が玉ねぎなどの食材を自ら欲しがるケースはあまりないのですが、人のご飯を犬にあげるときに注意が必要です。

 

4 鳥の骨

犬が骨を食べてしまうと、のどや消化器官などに刺さってしまうリスクが高いため、犬に骨を渡すのは絶対にやめましょう。特に鳥の骨はパイプ状になっており、犬が口にすると噛んだ箇所がとがってのどに刺さりやすくなってしまいます。犬の嗅覚は人間の数千倍~1億倍といわれておりとても優れているため骨を積極的にあげなくても、人のご飯の残りなどを口にしてしまうことがあります。鳥の骨と同様サバの骨なども要注意が必要です。

 

5 キシリトール入りのガム

犬はキシリトールを口にすると、たとえ少量であっても吐き気や嘔吐に侵されてしまいます。血糖値が急激に低下し、肝不全を引き起こすことがあります。ごく少量でも死亡例があるので危険性としてはうえで紹介したものの中で一番高いことがわかります。犬は歯周病のリスクが高いことや、こまめに歯磨きをしないと口臭がきついことからケアする飼い主さんが多いですが、ケアをする際には必ず犬用の歯磨き粉でケアするようにしましょう。

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注意が必要な4の食べ物と理由

続いて上の食べ物ほど危険性は高くないが、多量の摂取を控えるべき食材について解説します。ここで紹介する食材は全く食べてはいけないわけではなく、むしろ少量であれば、犬に必要な栄養素が摂取できるものもあります。ですが接種しすぎると健康面によくない食材なので、基本的には控えるようにしましょう。

 
1 ほうれん草

犬がほうれん草を多量の摂取をすると尿結石の原因になることがあります。ほうれん草を与えるときに注意したいのがシュウ酸です。尿路疾患のひとつである「シュウ酸カルシウム結石」を悪化させる原因にもなるので必ずゆでてから食べさせましょう。

 

2 煮干し・海苔

煮干しやノリには犬の尿路疾患になる原因のマグネシウムがたくさん含まれています。また、塩分がとても多いことも犬の健康面を考えるとよくない点です。

 

ただし、煮干しは犬が積極的に摂取したいカルシウムがとてもたくさん含んでいることや、犬が好き好んで食べることからおやつとしてもご飯としても魅力的な食材であるともいえます。

 
3 白身の生卵

犬に生の卵白を与え続けるとビタミンBの一種であるビオチンというものが不足してしまい、皮膚炎や成長不良を引き起こすことがよくあります。加熱した卵や、卵黄であれな何も問題ありません。

 

4 生肉

犬は雑食なので生肉を食べようとすることもあります。しかし生肉の中には雑菌などが繁殖している可能性があり、吐き気や下痢の原因になってしまうことがあります。生肉をあげないことはもちろんですが、買い出しから帰ってきて買った食材をそのままテーブルの上に放置したりしないように心がけましょう。

 

まとめ

特に食べてはいけない食材は、犬の命にかかわってくるものがあり、万が一の時には「注意不足だった」では済まされない問題になってしまうこともあります。自身の食べ残しや準備中の料理を含め、誤食に細心の注意を払って日々生活していきましょう。