ワンハウス

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【獣医師監修!】犬がトイレを覚えない理由と最速でトイレを覚えるトレーニング方法!!

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みなさんは飼っているワンちゃんがトイレの場所を覚えてくれず違う場所でうんちやおしっこをしてしまう、、と悩みを持っている飼い主さんも多いことでしょう。誤ったしつけをしてしまうと、なかなかトイレを覚えてくれなかったり、家でトイレをしなくなってしまうこともあります。そこで本記事では犬がトイレを覚えない原因と、失敗してしまう意外な理由、そのトイレ問題を最速で解決できるトレーニング方法について紹介していきます。

 

 

犬がトイレを覚えない理由と失敗する3つのパターン

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犬がトイレを失敗してしまうのは実は人間の感覚では気が付けない原因があったのです。これからトイレを教える子犬とすでに大きい成犬では条件が異なってしまいます。自分の愛犬に当てはまるものがないか、チェックして行きましょう。

 

パターン1【場所でなく足の裏の感覚やにおいで覚えてしまっている場合】

多くの飼い主さんは愛犬に「ここがトイレだよ」とトイレの場所を指さしたり、実際にトイレの近くによって教えているのかもしれません。

ですが実はワンちゃんは目からの情報だけでなく足の感覚やにおいで覚えている場合が多いのです。愛犬が鼻でクンクンしている場合、目で見た情報だけでなくにおいで覚えようとしている可能性があります。

 

トイレシートを足で踏んだ感覚と似ている場所、柔らかいマットやカーペットの上で粗相していることはありませんか?

 

これは愛犬が足の感覚でトイレの位置を覚えようとしている可能性が高いです。また、トイレ以外の失敗が続いてしまうと、その場所に染みついてしまいます。嗅覚が良いワンちゃんはその匂いでトイレと判断しているのかもしれません。

 

パターン2【きれい好きな犬は自分のケージ内でトイレをしたくなのかも】

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飼っているワンちゃんが子犬の時からケージ内にトイレを設置している家庭も多いかもしれません。実はその行動が気になってしまうワンちゃんもいます。

 

犬はもともときれい好きな動物なので、寝る場所であるケージ内にあるトイレでは用を足したくないのかもしれません。

 

「子犬の時はこの場所できちんとトイレをできていたのに」と思う飼い主さんもいらっしゃると思いますが、犬が成長していくにつれてきれい好きになっていく場合もあるのです。

 

パターン3【トイレ環境が不適切なのかも】

トイレの場所がケージ内以外の場所にあっても現在のトイレがある場所が気に入らないという場合もあります。飼い主さん的にはいいと思った場所でもワンちゃんにとってはトイレをするうえで良く思わない点がいくつかあるのかもしれません。

 

犬にも人間同様、プライバシーを守れる場所を好みます。それが原因で常日頃から人がいる場所ではトイレをしたくないと思っている犬も多いのです。

 

犬はクルクル回りながら排泄する場合が多いため狭い場所にあるトイレは嫌がる可能性が高いと思います。

 

そのほかには、光が反射するものが置いてあって落ち着かないや犬の嗅覚でしか感じられないような嫌なにおいがする場所でトイレをすることを嫌がります。

 

 

トイレを失敗する理由を見つけ最速でトイレの場所が覚えられるトレーニング紹介!!

 

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次に先述のパターンに当てはまったらまずはその原因を取り除いてあげることが重要になってきます。ワンちゃんも飼い主さんも快適に生活できるように、トイレトレーニングを頑張っていきましょう。

 

 

ケージの中でトイレをしてくれない場合はトイレの場所を変える

成犬になってからケージ内のトイレで排泄してくれなくなった場合は、思い切ってトイレの位置を変更してみましょう。

 

新しい場所を決める際に以下のポイントに気を付けて位置決めをしよう!

  1. 多くの人の目につかない場所
  2. 犬が自分で行き来できる場所
  3. 足元が安定している場所
  4. クルクルまあ割れるくらいの広さがある場所
  5. 圧迫感が感じない場所

これらの5つの項目をクリアする場所にトイレを移動させてみてください。

 

トイレの場所を変更させてからトイレの位置を覚えるまでは大変かもしれませんが、もし成功したらワンちゃんをたくさんほめてあげましょう。

 

犬の行動範囲にシートと勘違いするものを置かない

 

マットやカーペットの上で粗相してしまうことが多い場合は、まず、サークルやケージなどで犬の行動範囲を囲いましょう。

そしてその範囲にはマットやカーペットなどのトイレシートと似ているものは置かないようにしましょう。そうすることでトイレシートの感覚だけを犬の足に覚えさせるのです。

 

そこからと家で排泄したのを確認してからサークルの外に出してあげる、またサークルの外でトイレをしたそうにしたら、サークルに戻すという動作を繰り返してトイレを覚えてもらうと良いでしょう。

 

サークルの外に出した際にはしっかりと目を離さないように注意して、少しでもトイレをしそうな動作をしたらトイレの環境が整ったサークル内に戻してあげると良いでしょう。

 

そして、先ほどと同様にしっかりとサークル内のトイレで排泄できた時にはたくさんほめてあげるとより効率よくトイレの場所を覚えてくれるでしょう。

 

 

トイレ自体のサイズを変えてみる

 

もしかすると現在使用しているトイレ自体がワンちゃんにあっていないのかもしれません。犬の大きさに対してトイレの大きさが小さいときちんとトイレの位置を理解していても排せつ物がはみ出してしまうこともあります。特に足をあげておしっこをする犬に当てはまります。

 

愛犬のしっぽの先までしっかりと入るトイレのサイズに変えたり、足上げをしたままトイレをしても大丈夫な大きなのトイレに変えるなどの対策をするのが良いでしょう。

 

 

愛犬が失敗しても怒らないで、すぐに排泄物を片付ける

 

愛犬がトイレで失敗したらつい怒ってしまいそうになりますが、ここはグッと我慢し、怒ってしまうと「トイレをしたことに怒っている」と勘違いさせることになります。

 

それでも怒ってしまうという方は「排泄したことに怒っている」ではなくて、「ここにトイレをしたことに対し困っている」ということを伝えるために困り顔で話すのはOK。

 

犬は人間の「泣き顔」「困り顔」「笑顔」を判別できるという研究データがあります。

 

もちろんトイレでしっかりできた場合はこれでもかというぐらいいワンちゃんのことをほめてあげましょう。

 

排泄をした後にトイレに臭いを付けるために失敗した排泄物をトイレに移動させたり、トイレでできた排泄物をしばらく放置する行為はNGです。

綺麗好きの犬は(排泄物のある場所=汚くて嫌な場所!)という印象を持ってしまい逆効果になるのです。

 

 

最後に

本記事ではワンちゃんがトイレを覚えない理由と最速でトイレを覚えるトレーニング方法を紹介してきました。そこでまず初めに、愛犬の粗相の原因を探りその原因をできるだけなくすように、飼い主さんが気を配ってあげましょう。

 

ちなみにワンちゃんのトイレ回数が急に増えたりトイレが置いてある場所でトイレができなくなった場合は膀胱炎などの病気の可能性もあるのでいつもと様子が違う場合はすぐさま動物病院へ受診してください。